私は空間デザインコースで建築について学んでいるので、今回のリアルアジアではベトナムの建築に注目して各地を回ってきました。
そこで、ベトナムの街で見てきた建築の特徴について述べようと思います。

ベトナム都市部(ホーチミンやダナンなど)の建築は写真のように、隣家と接していて、背が高く奥に細長い建築物が多かったです。
その多くが、一階部分は商業スペースとして利用され、二階以上の部分は民家として利用されていました。
奥行きはそれぞれの建物によって差があるので、家と家の間に中途半端な空間が生まれていることが多くありました。

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それらの半端な空間は、カフェテリアとして利用されていたり、マーケットが開かれていたりしました。また、それらの空間がクラブなど夜の遊び場として利用されていることもあり、治安の悪そうな部分もありました。旅行などの際には、少し気をつけた方が良いかと思います。

背の高い建築物が多いということから、ホーチミンの地価が高いということがわかります。まだまだ発展途中にあるベトナムの都市機能はホーチミンに集中しています。これから私達がベトナムでのビジネスを考えるならば、ホーチミンを知ることは不可欠でしょう。

また、ベトナムの建築は日本とは色使いが違っていました。
特にクリーム色や黄色、白色の建築物が多くありました。これはフランスから伝わった建築の影響であると思います。
クリーム色や黄色というのはフランスで「南」を象徴する色であり、フランスの植民地であった時代のなごりかと思います。
また、白色は地中海沿岸の建築物に多く見られるように日差しを避けるためかと思いました。

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ホーチミンでは、まるでヨーロッパにでも来たかのような歴史的なフランス建築を多く見ることができました。
フエでは、中国風の装飾にフランスの凱旋門を取り入れたような建築がありました。
ホイアンでは、京都の町屋のような建物が並んでいて、日本橋(来遠橋)があったりしました。
リアルアジア5では、様々な国との間に、様々な歴史を持っているベトナムという国であるからこそ生まれた独特な建築様式を、たくさん見ることができました。
多様な文化を取り入れ、自分達の新しい文化を生み出す姿勢には日本と共通する歴史を感じました。
リアルアジアプログラムを通して、ベトナムについて考えさせられることはもちろん、日本人の立場、自分自身の立場についても強く考えさせられました。
これからグローバルな人材として世界で活躍するための、価値観を育てる良い経験となりました。

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2 Responses to ベトナム建築

  • Masaya Uchibori

    確かにベトナムと日本の違いは興味深いよね。

  • Yuka Arai

    建築からそれに纏わる社会背景まで、よく観察できている印象を受けました。

    私がベトナムの建築について感じたことは、特に住宅において、質の差が都市部と郊外とで著しいことです。
    更に、床がタイル張りで、入ってすぐに台所があるという構図の住宅を多く目にした気がします。

    ホーチミンを中心に発展を続けるベトナムの建築は、今まさに注目すべき新しい世界なのではないでしょうか。これから私もその進展を楽しみにしたいと思います。

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