こんばんは。リアル•アジアも終わりに近づきホーチミン、ホイアン、ダナンとベトナム各地を慌ただしく移動してきましたがフエでの長期滞在も今夜で最後です。多少の疲れは出てきましたが、毎日様々なイベントや学びがありとても楽しいです。今回はベトナムの家と事前研修で触れた地域格差という社会問題について伝えたいと思います。
ベトナム各地を回ってみて、バイクの多さの次に感じたのは家から分かる貧困格差です。窓からベトナムの風景を見ていて、カラフルな外装で2階建て、3階建ての家がある一方、木造で一階建てだったり、とても古くて小さい家も多く見られました。道を一本それるだけで道路も悪くなったり、立派な家の隣は壊れかけだったりと、地方•都市部の地域格差だけではなく同じ地域の中でも格差が見られました。日本の中にも地方と都市部の中で格差がありますが、格差が日本よりも大きく感じました。1日200円ほどで生活している人が50%近くおり日本ではなかなか考えられないので非常に驚いたと同時にショックを受けました。特に、以前紹介したカトゥー族のような少数民族の人たちがベトナム人の大半を占めるキン族の人たちに比べて貧困に苦しんでいる割合が多いそうです。様々な地域を回ってきましたが、子供が働いている姿や物乞いの人たちが多い地域もありました。
そして、ベトナムの家にはしっかりとした壁が無い家も多いことに驚きました。道路に面しているところはカーテンやシャッターよようなものしかありませんでした。それは、家の前を利用してお店をしている人が多いためだと思われます。バスの中からは多くのお店を見ることができますが、その大半を占めているのは家と繋がっているものでした。お店の中に入ると奥には家族が暮らしている様子を見ることができました。この様子を見て、私は昔の日本のように感じました。将来的には、経済的発展に伴い日本と同じように店と家が別れていくだろうと私は考えます。
確かに、事前研修で学んだように格差は感じられましたが、ベトナムの人はみんな活気に溢れており、これからのアジアの中で経済の中心になり得る可能性を感じました。これから日本の経済を担う1人としてベトナムの活気、ベトナム人の力強さを見習いたいと思いました。